トラックのバッテリー上がりの対処法を現役整備士が解説

トラック所有者
「トラックのバッテリーが上がりを即解決したい・・・」
「トラックが上がった時の症状や対処法を教えてほしい」

結論からお伝えすると、バッテリー上がりを復旧するには以下の3つの方法しかありません。

  1. ジャンプスターターを使って復旧する方法
  2. 救援車を使ってジャンプスタートする方法
  3. ロードサービスや救援業者に依頼する方法

この記事では、トラックのバッテリー上がりの原因や症状、対処法まで徹底的にお伝えします。

整備士くん
緊急で車を動かしたい方は、カーバッテリー110番もしくはJAF(日本自動車連盟)に連絡をしましょう。プロが安全、確実に車を動かしてくれます。

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トラックのバッテリーが上がった場合の3つの解決策

①救援車を呼び、ジャンプスタートで復活

他のトラック(=救援車)の力を借りてエンジンを復活させる方法です。ここでは、専用のケーブルでバッテリーが上がった車と救援車をつないで回復させます。ただ、ここで2つ注意事項があります。

条件:救援車(エンジン車)を呼ぶことができる
ブースターケーブルを準備できる方or事前に持っている方
注意点:救援車は必ずエンジン車であること(ハイブリッド車や電気自動車はダメ)
同じ電圧の車であること(トラックの場合24V)

では、実際の方法についてお伝えしていきます。

ブースターケーブルの繋げ方

  1. バッテリーが上がったトラックと救援車をエンジンに近づけて並べる。
    (エンジンやライトなどは切った状態)
  2. 赤いケーブルをバッテリーが上がったトラックのプラス端子につなげる
  3. もう一つの赤いケーブルを救援車のプラス端子につなげる
  4. 黒いケーブルを救援車のマイナス端子につなげる
  5. もう一つの黒いケーブルをバッテリーの上がったトラックのマイナス端子につなげる
  6. 接続ができたら、救援車のエンジンをかける
  7. 1分後にバッテリーが上がったトラックのエンジンをかける
  8. エンジンがかかったら、先ほどと逆の手順でケーブルを外す
  9.  充電を十分にするために1時間以上運転する

この方法は他の車が協力してくれて、ケーブルさえ持っていればすぐにエンジンが始動できるのでコスパよく解消できます。ケーブルも安ければ2,000円台で購入できるので持っておきましょう。

ブースターケーブルの豆知識
ブースターケーブルによって流せる電気の量(アンペア)が異なり、アンペアが高くなるにつれてブースターケーブルが太くなりより多くの電気を流せます。アンペアが低く細いブースターケーブルでは、トラックのエンジンを始動できない可能性があるので、トラックでもエンジン始動させる事ができる120A以上の太いブースターケーブルを選ぶほうがいいです。

対処法②ジャンプスターターで復活

次は自分の力だけで復活する方法です。仕事用のトラックだとジャンプスターターという携帯でいうモバイルバッテリーを積んでいるかもしれません。ジャンプスターターがあれば、ジャンプスターターを車の端子に繋ぐと充電ができるので他の人の力を借りなくても解決できます。

条件:ジャンプスターターを事前に持っている方
注意点:電圧が24Vであること

では、具体的な対処法をこれからお伝えします。

ジャンプスターターの繋げ方

  1. バッテリーにケーブルをつなぐ(赤いケーブルはプラスの端子に、黒いケーブルはマイナス端子に)
    ※この時にまだケーブルはジャンプスターター本体には繋いでいない状態
  2. バッテリーに先に繋いだ後に、ジャンプスターター本体にケーブルをつなぐ。
  3.  接続ができるとトラックのエンジンをかける
  4.  エンジンがかかれば、接続した時と逆の手順でケーブルを外す(数分かかる場合あり)
  5.  充電を十分にするために1時間以上運転する

1人で対処ができるので、ロードサービスを利用してお金と時間がかかるのが嫌な場合は、いつでも短時間で実行できるので良いでしょう。ジャンプスターターはバッテリーなので安いのでも1万円前後とそれなりの料金にはなりますが、ロードサービスを呼んでも非会員だと1万円以上するので持っておくことをお勧めします。

③ロードサービスを利用する

最後の方法はプロに依頼することです。先ほど紹介した方法は素人の人でも、自分でエンジンを復活できる方法ですが一番確実で安全なのはJAFなどのロードサービスを頼ることです。

例えば、有名な会社なJAFがあります。会員様だと、バッテリー上がりやパンク、キー閉じこみ、燃料切れ、事故や故障でのけん引・搬送作業など、さまざまなロードサービスを無料で受けられます。ちなみにもし会員様ではない場合、バッテリー上がりの場合、¥13,100‐かかります。そのほかのサービスでも¥10,000~¥17,000の料金がかかります。なので、車に乗る人は会員になっておくべきです。

症状と価格表 会員 非会員
バッテリー上がり (昼間、一般道での応急始動作業) 無料 13,100
パンク (一般道でのスペアタイヤとの交換作業) 無料(1本無料) 13,330
キー閉じ込め (夜間、一般道でのドア開放作業) 無料 15,230
燃料切れ (昼間、高速道での燃料切れ給油作業(PA、SA以外)) 無料 16,770
故障車けん引 (昼間、一般道での故障車けん引) 無料(15kmまで) 13,130

※燃料切れ⇒サービスカー通行料・燃料代別途

※故障車けん引⇒けん引料730円(1km毎)別途

JAFの会員費も記載しておきます。

入会金 年会費
通常入会 2,000 4,000
クレジットカード入会 1,500 4,000

これらを見ると年間1回でもトラブルに見舞われてしまうと考えても保険として加入しておくべきでしょう。年会費は1か月に換算すると約333円で、初年度(通常会員)だとしても1か月500円の計算になります。

ちなみに、、JAF(日本自動車連盟)によると、2019年度の救援要請は209万7083件である。要請内容のトップ3は、

1位 バッテリー上がり 82万0733件
2位 パンク等 41万2165件
3位 キーの閉じ込め 15万4753件

ぜひ、不安な方は人に頼みましょう。

もう一つお勧めが、カーバッテリー110番です。バッテリーのことなら何でも相談でき、
出張料無料で、最短5分で全国どこでも365日24時間対応なのですごく便利です。

トラックのバッテリー上がりの3つの原因

原因①ライトなどの消し忘れ

トラックだと仕事で使う方が多いと思います。夜の運転をして、朝方まで運転していてヘッドライトをつけっぱなしにしてしまっていたなど。1度は経験しているかもしれません。常に降車時に確認する癖をつけておきましょう。万が一の時、仕事ができなくなると困ると思いますので。場合によっては、数時間つけておくだけでもバッテリーは上がってしまいます。

原因②停車中に電気の使い過ぎ

車は走行時にバッテリーが充電されます。そのため走行中に多少バッテリーを使ってしまっても問題にはなりません。しかし、仕事の合間の休憩中や渋滞中にたくさん電気を使いすぎると、バッテリーが上がってしまう恐れがあります。特にエアコンは消費しやすいです。なので、できるだけ停車中は控えるようにしましょう。

原因③車に一定期間乗らない

車は乗らないとバッテリーの充電がされません。バッテリーの種類や古さにもよりますが古いバッテリーだと1週間でバッテリーが上がってしまうものもあるので、目安は週一回30分以上乗れたらいいでしょう。少なくとも3か月でバッテリーの充電が切れると考えられるので、少なくても月に1度は乗るようにしましょう。

原因④バッテリーの寿命

トラックのバッテリーの寿命は3,4年が平均ですが、使用状況により1年でダメになる場合もあります。そこで大事なのが日ごろのメンテナンスと点検です。点検は自分で行ってもいいですし、ディーラーや修理業者などに頼んでもいいでしょう。点検だけであれば、無料で行ってくれるところも多いです。寿命が来ると充電できずに、突然バッテリーがあがってしまうかもしれないので注意を。ちなみに1度バッテリーが上がってしまったバッテリーは性能が落ちるので、定期的に交換しといたほうがいいでしょう。

 

・トラックのバッテリーの交換

トラックのバッテリーを交換する場合は、ディーラー、カー用品店、ガソリンスタンド、自分でやる方法があります。

バッテリーの寿命のサイン・交換タイミング

・ヘッドライトが暗い
・電装系の動きが鈍い
・エンジンがかかりにくい
・クラクションの音が小さい
・エンストしやしやすくなった

ディーラーで交換してもらう場合

ディーラーで交換してもらう場合は、専門の技術と知識を持ったスタッフが作業してくれて、その車の純正品のバッテリーがあるので品質やサービスは間違いないでしょう。また、他に気になるところも同時にみてくれます。一方で価格に関してはその分、高価にになります。交換費用はバッテリー代金など全て込みで、8~9万円ほどします。バッテリーの持ち込みができないところが多いので、バッテリーを自分で持ち込みたい人はあらかじめ確認しておきましょう。

カー用品店で交換してもらう場合

カー用品店で交換してもらう場合は、ディーラーでしてもらうよりは工賃が安いところが多いです。診断だけであれば無料でしてもらえるところもあるので良心的です。また、全国展開しているカー用品店は店舗が多く近くにある場合が多いので、気軽に相談しやすいでしょう。ただ、会員と非会員の方で料金に差をつけていることが多いので、しっかり確認しましょう。

ガソリンスタンドで交換してもらう場合

ガソリンスタンドで交換してもらう場合は、カー用品店よりももっと店舗が多く行きやすく、電圧の測定は無料でやってくれるので給油のついでに交換をしてくれます。また、料金設定は店舗によって様々ですが、安い設定になっています。しかし、バッテリーの品ぞろえが少ないところが多いです。また、スタッフの技術や知識も店舗によっては全然違うので注意が必要です。

自分で交換する場合

自分で交換する場合は、工賃などがかからないのでバッテリー本体の費用だけで交換できます。費用は10,000~80,000円と幅広い価格帯です。バッテリーの選び方や注意点、交換方法もお伝えします。

・バッテリー購入時の選び方・注意点

バッテリーには数字とアルファベットの表記があります。例)「75D23R」

  • 初めの数字(75)を見る→容量や性能を表していて数字が高いほど良い
  • 真ん中の数字(23)とアルファベット(D.R)を見る→サイズを表しているので今と同じ表記のものを選ぶ

つまり、最初の数字は性能を表しますので性能を上げたい場合はこの数字を変更しましょう。逆にアルファベットと数字はサイズなので変更できないので同じものを選びましょう。

・交換手順

  1. トラック側のマイナス端子を外す
  2. トラック側のプラス端子をは外す
  3. バッテリー同士をつないでいるマイナス端子の配線を外す
  4. バッテリー同士をつないでいるプラス端子を外す
  5. 最後に取りはずした短い配線をプラス端子に接続する
  6. 反対側の配線もマイナス端子に接続する
  7. 残っているプラス端子をトラックのプラスの配線に接続する
  8. 残っているプラス端子をトラックのマイナスの配線に接続する
  9. しっかり固定されてつながれているか確認する

まとめ

今回はトラックのバッテリーが上がってしまった時の対処法、原因、予防法まで解説しました。その人にあった対処法は変わると思うので、この記事を見て一番解決しやすい方法を見つけて役立ててください。