「ガソリンスタンドで解決できるのかな・・・」
バッテリーが上がってしまった方に向けて、このような悩みにお応えします。
本記事の内容
- バッテリー上がりのガソリンスタンドでの解決法
- ガソリンスタンド以外の対処法
ガソリンスタンドでバッテリー上がりを解決!
実は、バッテリーが上がった時にガソリンスタンドでもバッテリーの充電をしてくれます。それであれば、ガソリンスタンドはたくさんあるので助かると思う方も多いでしょう。
しかし、ガソリンスタンドで充電してもらう際に注意点が2つあるのと、できればこの方法は最終手段と思っていてほしいです。
急速充電でバッテリーに負担大
ガソリンスタンドで行う充電の注意点の1つ目は、急速充電しかできない点です。
急速充電というと速く充電されて良さそうですが、バッテリーにかなりの負担がかかります。バッテリーに負担がかかるとバッテリーが劣化しやすく、何度も行っていると寿命が短くなります。そうなるとバッテリー交換のタイミングが早くなったり、バッテリーが上がりやすくなるのです。※通常、バッテリーはゆっくりと充電するのが理想。
ガソリンスタンドで充電する場合、費用は2,000円ほどです。
車が全く動かない場合は難しい
注意点の2つ目は、ガソリンスタンドまで持っていかないといけない点です。
基本は走れる状態での利用なので、完全にバッテリーが上がった場合は利用が難しいです。まれに出張サービスができる店もあるみたいですが、たとえ出張できても出張料も高く10,000~15,000円が相場なのでお勧めはしません。
また、急速充電を行っていない店舗もあるので、確認してから行きましょう。
ガソリンスタンド以外での対処法3選
ガソリンスタンドでの充電が難しいことと分かったと思います。
では、バッテリーが上がるとガソリンスタンド以外で他にどのような解決法があるのでしょうか。
対処法①他の車とケーブルをつなぐ
救援車(他の車)とブースターケーブルを使うことで、バッテリー上がりを復旧させることができます。
ブースターケーブルは赤と黒のケーブルです。このケーブルで救援車(他の車)と接続してエンジン始動分の電気をもらうことでバッテリーを回復させます。
基本的にブースターケーブルが手元にある方はお金もかからず、救援車がすぐに見つかれば時間もあまりかかりません。
救援車(ガソリン車)を準備できる方
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対処法②ジャンプスターターを使う
ジャンプスターターは車用の携帯用充電器で、自分ひとりでも簡単にバッテリー上がりを復旧させることができます。
今すぐパッと解決したい方向けの方法で、手元にジャンプスターターを準備できる方であれば可能です。
詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
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対処法③ロードサービスを利用する
実際のところ、バッテリー上がりになってしまったときにブースターケーブルやジャンプスターターを持っている人はほとんどいません。作業も自分で行うのは不安という方が多いでしょう。
そんな時はプロである「JAF(日本自動車連盟)」や「カーバッテリー110番」などの救援専門業者に依頼するのが最善手です。
JAF(日本自動車連盟)の会員になっておけばバッテリーが上がってしまった場合でも無料で救援作業を行ってくれます。他にも様々なトラブルに柔軟に無料で対応してくれますし、24時間サポートなので助かります。
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他にも、バッテリー救援専門業者「カーバッテリー110番」の利用もおすすめです。もちろん有料にはなりますが、JAF会員でなければこちらのほうが安く、24時間対応で万が一の時の選択肢の一つとして非常に助かります。
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バッテリーが上がる4つの原因
対処法はわかりましたが、バッテリー上がりはどうして起きるのでしょうか。
今後同じようなことが起きないように、具体的な原因を見ていきましょう。
原因①ライト類の消し忘れ
停車中や降車後にライトをつけっぱなしや半ドアにしたままだと、電気は放電状態になったままなのでバッテリーが上がりやすくなります。
走っている時は、発電機が動いて充電されるので問題ありませんが、エンジンがオフの時は注意が必要です。
最近の車は消し忘れがあると知らせてくれる機能もあるので活用しましょう。
原因②車を乗らず長期間放置
長期間運転をしなかった場合、バッテリーが上がりやすくなります。
なぜなら、停車中でも車の機能を維持するために電気を利用するので消費してしまうからです。車を久しぶりに運転しようとすると動かないということはよくあることで、バッテリーの劣化が激しい車だと早ければ1か月でバッテリーが上がることもあります。
なので、できたら週1回30分以上、最低でも月1回30分以上は車に乗りましょう。
原因③温度の低下によるバッテリー性能の低下
バッテリーの中はバッテリー液で満たされています。
バッテリー液の性質上、温度が下がると性能が落ちるので冬はバッテリーが上がりやすいです。新品のバッテリーでも氷点下の温度になると性能は落ちます。
エンジン始動までの時間も通常時よりかかるので時間に余裕をもって家を出ましょう。
原因④バッテリーの劣化
バッテリーの寿命は2~3年といわれています。
もちろん利用頻度が多いほど劣化や機能が落ちやすくなるので、定期的なメンテナンスをしましょう。
- パワーウインドウを開閉するスピードが遅くなった
- エンジンのかかり具合が悪い
- ヘッドライトが暗い
- セルモーターの回転が弱くなった
- バッテリーの本体が膨らんでいる
このようなことが起き始めるとバッテリーが弱まっている可能性があるので、交換しておきましょう。
バッテリーの交換は定期的に行う
バッテリー上がりの原因の1つでお伝えしたように、バッテリーの寿命は2~3年なので定期的に交換しておきましょう。バッテリーが上がってから交換すると、時間もお金も無駄にかかってしまいます。
バッテリーの寿命やバッテリー上がりの前兆は以下のような症状です。
- パワーウインドウを開閉するスピードが遅くなった
- エンジンのかかり具合が悪い
- ヘッドライトが暗い
- セルモーターの回転が弱くなった
- バッテリーの本体が膨らんでいる
このような症状が現れると、バッテリーが上がってしまう前に早めに交換しておきましょう。
ガソリンスタンドで交換してもらう場合
ガソリンスタンドで交換してもらう場合は、カー用品店よりもっと店舗が多く行きやすく、電圧の測定は無料でやってくれるので給油のついでに交換をしてくれます。
また、料金設定は店舗によって様々ですが、安い設定になっています。
しかし、バッテリーの品揃えが少ないところが多いのと、スタッフの技術や知識も店舗によっては全然違うので注意が必要です。
ディーラーで交換してもらう場合
ディーラーで交換してもらう場合は、専門の技術と知識を持ったスタッフが作業してくれて、その車の純正品のバッテリーがあるので品質やサービスは間違いないです。また、他に気になるところも同時にみてくれます。
一方で価格に関してはその分、高価になります。交換費用はバッテリー代金など全て込みで、8~9万円ほどです。
バッテリーの持ち込みができないところが多いので、バッテリーを自分で持ち込みたい人はあらかじめ確認しておきましょう。
カー用品店で交換してもらう場合
カー用品店で交換してもらう場合は、ディーラーでしてもらうよりは工賃が安いところが多いです。
また、診断だけであれば無料でしてもらえるところもあります。全国展開しているカー用品店は店舗が多く近くにある場合が多いので、気軽に相談しやすくなっています。
ただ、会員と非会員の方で料金に差をつけていることが多いので、しっかり確認しましょう。
自分で交換する場合
自分で交換する場合は、工賃などがかからないのでバッテリー本体の費用だけで交換できます。費用は10,000~80,000円と幅広い価格帯です。
バッテリーには数字とアルファベットの表記があります。例)「75D23R」
- 初めの数字(75)を見る→容量や性能を表していて数字が高いほど良い
- 真ん中の数字(23)とアルファベット(D.R)を見る→サイズを表しているので今と同じ表記のものを選ぶ
つまり、最初の数字は性能を表しますので性能を上げたい場合はこの数字を高めに変更しましょう。
逆にアルファベットと数字はサイズなので変更できないので同じものを選びましょう。
交換手順
- トラック側のマイナス端子を外す
- トラック側のプラス端子をは外す
- バッテリー同士をつないでいるマイナス端子の配線を外す
- バッテリー同士をつないでいるプラス端子を外す
- 最後に取りはずした短い配線をプラス端子に接続する
- 反対側の配線もマイナス端子に接続する
- 残っているプラス端子をトラックのプラスの配線に接続する
- 残っているプラス端子をトラックのマイナスの配線に接続する
- しっかり固定されてつながれているか確認する
車の構造を良く知らない方や技術に自信がない方は、無理をしないでプロの方にお任せしましょう。
まとめ
車のバッテリーが上がった時はガソリンスタンドでも対応はしてくれます。しかし、出張対応はほとんどしていないので、ガソリンスタンドまでもっていかないといけないです。
さらに、急速充電の対応になるのでバッテリー自体の寿命も短くなります。なので、基本的に上記のように自分で対処するか、もしくは不安な方はロードサービスを呼んで適切な方法で解決してもらいましょう。
トラブルがいつ起きるかわからないので、いつバッテリーがあってもすぐ対処できるように準備して楽しく運転しましょう。
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