車中泊でバッテリー上がりに!原因はエアコン・暖房のつけっぱなし?

近年、手軽にキャンプ気分を味わえるということで、車中泊の人気が上がっています。

宿泊代がかからず、普段と違った雰囲気で過ごすことができるこの車中泊ですが、気をつけなければならないことがあります。

それが、バッテリー上がりです。

突然バッテリー上がりを起こしてしまうと対処にも困り、車中泊を楽しむことができません。

今回、そんなバッテリー上がりの原因や対処法、事前対策、そしてさらに快適に車中で過ごすポイントや注意点をご紹介します。

 

整備士くん
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車中泊でのバッテリー上がりの原因とは?

車中泊でのバッテリー上がりの原因をお伝えする前に、自動車の電力の仕組みについて説明します。

整備士くん
自動車の電力は、バッテリーに蓄えられている電気と、オルタネーターという発電機が作る電気でまかなわれています。オルタネーターはエンジンが動くことで発電するため、エンジンが動いている間はずっと発電し続けることになります。

さて、車中泊でのバッテリー上がりに話を戻しましょう。

車中泊中、エンジンは切っておかなければなりません。エンジンをかけておくとエンジンの排気ガスが車内に入り込み、一酸化炭素が車内に満ちて一酸化炭素中毒を起こし、命に関わります。また、周囲の騒音、環境への配慮の面からもエンジンは切っておかなければなりません。

その状態で、車内でエアコンやオーディオを使用すると、オルタネーターでの発電が行われないためバッテリーの電気が消費されていきます。その状態が続き、バッテリーの電気が尽きてしまった時にバッテリー上がりになってしまうのです。

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つまり、電気を消費するもの、エアコンやオーディオ以外にもヘッドライト、電動ファン、ハザードランプ、カーナビなども、長時間の使用がバッテリー上がりにつながります。

バッテリー上がりではないケースもある

実は、バッテリー上がりに似た症状でもバッテリー上がりではない場合もあります。それがガス欠とスターターモーターの故障です。

ガス欠は、ガソリン不足から起きるのでガソリンメーターをチェックしましょう。エンプティマークが出ていている場合には、ガス欠の可能性が高いです。ガソリンスタンドが近い場合は車を押して行くか携行缶にガソリンを分けてもらいましょう。遠い場合はロードサービスを活用する必要があります。

ガソリンが充分にあるにもかかわらずエンジンがかからない場合、スターターモーターの故障も考えられます。

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スターターモーターとは、キーを回して最初にエンジンを始動させるためのモーターです。これは消耗品なので、故障したらロードサービスを活用して、交換してもらいましょう。

車中泊時にバッテリー上がりになった時の対処法

いざ車中泊時にバッテリー上がりになってしまった時、どうすればいいのでしょうか。

ここでは、自分1人で復帰する方法から業者に依頼する方法まで3つご紹介します。

1人でできるジャンプスターターを使った方法

ジャンプスターターとは、車用のモバイルバッテリーのようなものです。これを車のバッテリーに接続して、エンジン始動のための電力を確保しようという方法です。

カー用品店や電気屋、通販サイトなどで買うことができ、値段も2,000円〜10,000円程度で購入することができます。スマホ用モバイルバッテリーより一回り大きい程度とスペースもとらないので、いざという時のために1つ備えておくといいでしょう。

救援車から電気を供給してもらう方法

ジャンプスターターがない場合、バッテリーが正常な他の車(救援車と言います)から電気を分けてもらう方法があります。

用意するのは救援車と、ブースターケーブルというケーブルです。これは両端にバッテリー端子を挟むクリップがついたケーブルで、赤と黒の2本があります。こちらもカー用品店や通販で購入できます。

具体的には、

  1. 2台のエンジンを切って、ボンネットを開く。
  2. バッテリー上がりを起こしている車のプラス端子に赤いブースターケーブルをつなぐ。
  3. バッテリーが正常な車のプラス端子に赤いブースターケーブルをつなぐ。
  4. バッテリーが正常な車のマイナス端子に黒いブースターケーブルをつなぐ。
  5. バッテリーが上がっている車のマイナス端子に黒いブースターケーブルをつなぐ。
  6. バッテリーが正常な車のエンジンをかけて1分間ほど待つ。
  7. バッテリーが上がっている車のエンジンをかける。
  8. エンジンがかかったら、5→4→3→2の順でブースターケーブルを外す。

という手順です。

この時の注意点として、車のボディにブースターケーブルのクリップが接触しないように気をつけてください。ショートしてしまう恐れがあります。

ロードサービスや救援業者に依頼する方法

最後はロードサービスや救援業者に依頼する方法です。

ロードサービスの国内最大手「JAF」では、年会費4,000円の会員ならバッテリー上がりは無料で修理してくれます。ちなみに非会員だと13,130円かかります。

対応時間は特別な渋滞がなかったり、離島などでない限りは平常時で30分程度と言われています。

また、到着してからバッテリー上がりを修理する作業時間が同じく30分ほどです。

同じくロードサービスを展開する「カーバッテリー110番」でも、バッテリー上がりに対応してくれます。

修理費は普通車で税込13,200円軽自動車でも税込12,100円です。非会員でのJAFと同水準ですね。

対応時間は「最短5分」とあります。こちらも道路状況などによるのでその限りではないでしょうが、JAFと同等の30分ほどで到着できるものと思われます。

自分で備えていなかった時には、躊躇せず業者に連絡しましょう。

車中泊時にバッテリー上がりを起こさないための事前対策

ここまでさまざまな対処法をご紹介してきましたが、そもそもバッテリーを起こさないことが大切です。

ここでは、そのために事前にできる対策をご紹介します。

エアコンの冷房・暖房のつけっぱなしはNG

エアコンの冷房・暖房のつけっぱなしはNGです。消費電力が大きく、バッテリー上がりを起こしやすくなってしまいます。

とは言え車中ということで、その室温は外気温に大きく影響されます。

冬の寒い時期だと車内の気温も下がり、凍傷などの恐れも出てきます。

夏の暑い時期だと車内の気温も湿度も上がり、熱中症が重症化する危険性が高まります。

それでは、エアコンの冷房・暖房を使わずに冬や夏に車中泊するには、どうしたらいいのでしょうか。

余計な電力消費を避けるためのアイテムを持参する

冬や夏に、電力消費を避けながら快適に過ごすアイテムは数多くあります。

寒さ対策としては、窓に貼る断熱フィルムを使えば冷気をシャットアウトし室温が下がるのを防ぐことができます。

また毛布や寝袋を用意しておくことで暖を取ることもできます。特にアルミ毛布は、体温を反射して逃さないので、暖かさを保つことができます。

暑さ対策としては、窓に装着するタイプの網戸を使えば通気性が格段に上がり、熱がこもりにくくなります。

またバッテリー式の扇風機を使うと心地よい風を浴びることができ、汗をかいていても気化熱で熱を奪うので体温を下げることができます。

バッテリー上がりの対処にも使えるポータブル電源を用意

車のバッテリー上がりの対処に使えるジャンプスターターは、スマートフォンやノートパソコンの充電、その他電子機器の充電にも活用することができます。

そのため、バッテリー上がりから復帰するための電力は確保しつつ、様々な電子機器とつなげて車内で快適に過ごすことができます。

車中をさらに快適に過ごすポイントと注意点

ここまでバッテリー上がりの原因や対処法、対策についてご紹介してきました。ここではそれ以外の、車中泊を快適に過ごすポイントや注意を4つご紹介します。

プライバシーの管理は徹底する

車中泊で気をつけたいのが、ガラス越しに外から中が丸見えになってしまう点です。

中で何をしているか、常に誰でも見ることができる環境だと、不安になりますよね。

中の人が全員寝ていたり、女性だったりするとさらに危険な事件に巻き込まれる可能性もあります。

そのような事態を避けるために、車中泊をする際は後付けでカーテンやサンシェードを全ての窓ガラスに取り付けておきましょう

車中泊が禁止でないか事前に調査

車中泊を禁止にしているキャンプ場や道の駅もあります。

その理由としては主に車中泊利用者によるポイ捨て、騒音問題、車中泊利用者同士のトラブルなどが挙げられます。

過去にそのような問題が起きたキャンプ場や道の駅では禁止してあるところが多いです。車中泊に行く際には、禁止されていないか確認しましょう。

エコノミークラス症候群に注意する

車中泊中は同じ体勢で長い時間を過ごすことが多くなります。その時に気をつけたいのが、エコノミークラス症候群です。

これは、長時間同じ体勢でいることで血行が悪くなり、血管内部に血栓ができてしまう状態のことです。

この血栓が血管に詰まると腫れや痛みが発生し、ひどくなると心臓発作のような症状が出て呼吸困難に陥ることもあります。

このエコノミークラス症候群を防ぐために大切なのは、寝返りを打てるスペースを確保することです。車中泊で寝る時には椅子のような座る体勢ではなく、なるべくフラットなスペースを作って、寝転がるように寝ましょう。

体勢の他には水分をこまめに補給すること、ゆったりとした服装に着替えることも大切です。

危険でない場所を選ぶ

車中泊をしていると、特に夜中などは人気がなくなり、犯罪が起こりやすくなります。また、それ以外にも避けるべき危険な場所があります。

車中泊をする場所として危険な場所は、人気のない場所、街頭がない場所、治安の悪い場所です。どれも犯罪の温床となりやすく、いざというときに助けを求めることができません。

土砂崩れや浸水の可能性がある場所、倒壊した(もしくは、しそうな)建物の近くも危険です。特に夜間寝ている間に気候が変わって自然災害に見舞われたり、建物の倒壊に巻き込まれてしまう可能性があります。

また、夏は直射日光が当たる場所は避けたほうがいいです。寝ているうちに直射日光に晒されて車内の温度が急上昇し、重度の熱中症になる可能性があるからです。

冬は標高の高い場所を避けましょう。単純に気温が低い場所より格段に下がりやすいからです。しっかりとした寒さ対策をしていないと凍傷を起こしてしまう可能性があります。

まとめ

ホテルや家での宿泊とは一味違う楽しみのある車中泊。しかし、快適に楽しく過ごすには事前の準備や対策、車中泊中の工夫が欠かせません。

きちんと準備・対策をして、安心安全に、車中泊を楽しみましょう。