バッテリーを復旧させるために、他に何かいい手段はないの?
このような疑問にお答えします。
結論から言うと、バッテリーが上がった場所が車を購入したディーラーと近い場合は、サービスとして無償で対応してくれることが多いです。
しかし、車を購入したディーラーから遠い場合や、そもそも車を購入したディーラー以外に依頼する場合、出張費用を請求されます。とはいえ、ディーラーによって対応は異なりますので、まずは電話で問い合わせてみましょう。
この記事では、ディーラーに依頼する以外にも自分でバッテリー上がりを復旧させる方法などについても紹介。
バッテリーが上がりでディーラーを呼ぶことはできる
初めてバッテリーが上がった場合、まずは車を購入したディーラーに聞いてみようと考えるのではないでしょうか。
ここでは、ディーラーを呼ぶ場合の対応について紹介します。
ディーラーに来てもらうだけなら無料で対応してくれる
ディーラーが近くにある場合、バッテリー上がりを無料で解決してくれる場合が多いです。さらに、近くのディーラーからの出張なので、かかる時間も少なく十数分で終わる場合もございます。
ただし、ディーラーから遠くの場所でバッテリーが上がった場合や、そもそも購入したディーラーでない場合、出張料金などがかかる可能性があります。なので、一度電話でお問い合わせしてみることをお勧めします。
ディーラーを呼ぶ以外のバッテリー上がりの対処法
バッテリーが上がった場合、ディーラーを呼ぶ以外の対処方法を5つ紹介していきます。
- JAFに連絡して対処してもらう方法
- カーバッテリー110番に連絡して対応してもらう方法
- 自動車保険のロードサービスを利用する方法
- 他の車とブースターケーブルを使った方法
- ジャンプスターターを使う方法
前提として、自分で対処できるのか、もしくは救助を呼ばないといけないのかを判断することも重要です。
もし、「ブースターケーブル」と呼ばれる赤と黒のケーブル、「ジャンプスターター」と呼ばれる機械が車に積んであれば自分でも対処できますので、以下の4,5番目で紹介する方法も参考にしてください。
もし、用具がない場合は1,2,3番目の方法をお試しください。
JAFに連絡して対応してもらう方法
ディーラーに依頼ができず、車のことや故障の原因もわからない場合は車のプロであるJAFに依頼しましょう。
JAF(日本自動車連盟)の会員になっておけばバッテリーが上がってしまった場合でも無料で救援作業を行ってくれます。他にも様々なトラブルに柔軟に無料で対応してくれますし、24時間サポートなので助かります。
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カーバッテリー110番に連絡して対応してもらう方法
他にも、バッテリー救援専門業者「カーバッテリー110番」の利用もおすすめです。もちろん有料にはなりますがJAF会員でなければこちらのほうが安く、24時間対応で万が一の時の選択肢の一つとして非常に助かります。
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自動車保険のロードサービスを利用する方法
自動車の任意保険に加入している場合、多くの保険会社ではロードサービスが自動で付帯されています。契約内容によってサービス内容は異なりますが、たいていの場合バッテリー上がりは無料で駆けつけてくれるでしょう。
なので、任意保険に加入している方はまず、保険会社のロードサービスセンターにお問い合わせしてみることをおすすめします。さらに、保険会社のロードサービスを利用したからと言って等級には影響が出ず、翌年度の保険額も上がることもないので、ご安心ください。
- 保険会社に連絡する前に、業者を手配し修理してしまうとサービス対象外で料金がかかります。
- 「加入中に1度まで」や「~分まで無料」などの条件がある会社もあるのでお問い合わせ時に確認しておきましょう。
- 保険会社のロードサービスセンターに連絡する
- ロードサービスセンターの指示に従い、レスキューを待つ
- 保険証券の番号
- 契約者の氏名
- 車の登録番号
他の車とブースターケーブルを使った方法
救援車(他の車)とブースターケーブルを使うことで、バッテリー上がりを復旧させることができます。
ブースターケーブルは赤と黒のケーブルです。このケーブルを救援車(他の車)と接続してエンジン始動分の電気をもらうことでバッテリーを回復させます。
基本的にブースターケーブルが手元にある方はお金もかからず、救援車がすぐに見つかれば時間もあまりかかりません。
12Vの救援車(ガソリン車)を準備できる方
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ジャンプスターターを使う方法
ジャンプスターターは車用の携帯用充電器で、自分ひとりでも簡単にバッテリー上がりを復旧させることができます。
今すぐパッと解決したい方向けの方法で、手元にジャンプスターターを準備できる方であれば可能です。
詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
車のバッテリーが上がってしまった・・・ できたら誰かに頼らずに1人で解決したい・・・ このような時は、ジャンプスターターを使うと自分の力だけで解決できます。 助けを呼ばず、すぐにパッと対処したい方にはおすすめのやり[…]
車のバッテリー上がりは何が原因?
車のバッテリー上がりの原因は主に4つに分けることができます。
- 車の使用頻度の低さ
- ライトなどの電装品がつけっぱなし
- 寒暖差による液体の性能悪化
- バッテリー劣化や寿命
その中でも特に多いのが、ライト類の消し忘れ等でバッテリーの充電ができていないことです。順番にみていきましょう。
車の使用頻度の低さ
長期間運転していなかったり、走行距離が短い場合、バッテリーの自然放電によってバッテリーが上がりやすくなります。
これは車を運転していない間もカーナビや、時計などの電装品が作動しているので、どんどん電力が消費されていくためです。
通常、車のバッテリーは走行中に充電されるので最低でも月1回30分は車に乗ってバッテリーが上がらないようにしましょう。
ライトなどの電装品がつけっぱなし
エンジンが停止した状態で、ライトをつけっぱなしにしたり、エアコンやオーディオを長時間使用するとバッテリーの電力が消費され、バッテリー上がりの原因となります。エンジンが動いているときは電気が発電されているので問題ないですが、停止中は電気が作られず蓄えられている電力を消費していきます。
あとは半ドアも注意が必要です。車種にもよりますが、半ドアの状態だと車内灯がつきっぱなしになるため、これもバッテリー上がりの原因の1つになります。
なので、ライトは毎回消えているか確認して、車に誰かを待機させる時などは電装品の使い過ぎに注意しましょう。
寒暖差による液体の性能悪化
バッテリーの中には希硫酸という成分でできているバッテリー液が入っています。このバッテリー液が規定の位置まで入っていれば問題ありません。
しかし、バッテリー液が少なく、極板がむき出しになっていると上手く電気を作れず充電ができなくなります。さらに、冬は化学物質が反応しずらく、性能も落ちてしまう傾向にあるのでこまめに確認をしましょう。その状態を続けているとバッテリーの劣化にもつながり、バッテリーが上がる可能性を高めてしまいます。
バッテリー劣化や寿命
車のバッテリーにもスマホと同じように寿命があり、大体2~3年といわれているので3年を目安に交換しましょう。よく車を利用する人や近場の運転ばかりの人はバッテリーが劣化しやすいです。
バッテリーが劣化してしまうと発電機能が低下して電気を蓄えにくくなります。その結果、運転するための電気がなくなってバッテリーが上がります。
バッテリーの寿命のサインとしてバッテリーが膨らんでいたり、エンジン始動時のスターターモーターの回転が弱くなることが多いです。そうなる前に早めにバッテリーは変えておきましょう。
バッテリー上がりにならないための対策とは?
- 車を降りるときはライトやドアのチェックをする。
- エンジンの停止中はエアコンやオーディオの電装品は使い過ぎないようにしましょう。
- 長期間車を乗らない人は、たまに30分ほど走らせて充電する(できれば週に1回)。
- ガソリンスタンドに行くタイミングでバッテリーの電圧などを測ってもらいましょう。
- 定期的に点検をしてバッテリーの状態(劣化していないかなど)を確認する。
- ヘッドライトや車内灯をLEDに変えて消費電力を抑える(もし車を買い替えるときはLEDに変更できるのかも確かめてみるといいでしょう)。
- バッテリー液が正常値まであるのか確かめる(冬場は特に)。
まとめ
バッテリーが上がってしまった場合、購入したディーラーが近ければすぐに呼んで直してもらいましょう。おそらく無料で直してくれます。
しかし、ディーラーが遠くにある場合は料金も時間もかかる可能性が高いので、他の方法も検討しましょう。
自分で対処するための道具を積んでいない方は、保険に加入している方は保険会社、JAF会員であればJAF、わからない方はバッテリー110番に連絡しましょう。
バッテリー上がりの原因は事前に防げるものが多いので日ごろからできる対策はしておきましょう。
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