ジープラングラーはやめとけ?買って後悔する人の特徴や維持費を解説

  • 「ジープラングラーを買って失敗した」
  • 「ジープラングラーアンリミテッドは買わないほうがよかった」

このように後悔しないためには、購入前にジープラングラーの情報をしっかり調べることが大事です。

最近、ジープラングラーは街中でも見かけることが多く、アウトドアブームと並行して人気を集めています。また、女性ユーザーも増えてきており、強くてかっこいい女性を演出してくれる車なのでしょう。

ジープラングラーは4種類あり、主に2ドアタイプと4ドアタイプ(ラングラーアンリミテッドと呼ばれるタイプ)です。人気なのは、やはり4ドアのアンリミテッドで2ドアタイプだと後席に人が乗り降りしにくいという面があります。

では、そんなジープラングラーアンリミテッドを買って後悔する人の特徴や、逆に買うのにおすすめな人の特徴を解説していきます。

目次

ジープラングラーを買うと後悔する?購入後の失敗事例5つ

後悔

ジープラングラーアンリミテッドを購入して後悔するポイントを5つ紹介していきます。

燃費が良くない

燃費は他の一般的な車に比べると悪いです。

  • スーパーのお買い物などの近所走りだと7km/L台
  • 街乗りで約8~9km/L前後
  • バイパス道路やスーッと走れる空いてる道路では9~10km/L前後
  • 高速道路では11km/L以上

実際に乗ってみてのおよその燃費を表しています。この数値は乗る人の感覚の問題なので、中には思ったより悪くないと思う方もいるもしれません。

しかし、車に対して燃費を重視している方には、購入後に後悔してしまう可能性があるので向いてないでしょう。

整備士くん
燃費を気にするあまり、乗る頻度が少なくなる人がいるみたいです。

後部座席の乗り心地が悪い

後部座席に関しては、リクライニング機構がないので長距離の運転に関してはしんどいです。

ラングラーのJLモデル(2018年モデル)は以前のJKモデル(2007年モデル)に比べると座席の角度が少し緩やかになってマシになったのですが、寝たいときや車酔いした時には座席を倒せたほうが便利かなと思います。

また、足元も元々広くなく、仮に運転席の方が席を後ろに下げて運転する場合はもっと狭くなります。なのでお子さんが後ろに乗る場合は良いかもしれませんが、大人の方が乗る場合は2~3時間が限度かもしれません。

整備士くん
長距離、長時間運転には向いてないでしょう

先進安全性能が完璧でない

ジープラングラーはオフロードでもガンガン走れる走破性の高い車である分、先進技術の面に関しては十分な性能ではないです。

2018年に行われたユーロNCAPという「安全性能」に関してのテストでは、まさかの5点満点中の1点という低評価でした。「成人乗員保護性能」「子供乗員保護性能」「歩行者保護性能」「安全補助装置」の4項目があり、そのどれもが合格点に届かなかったそうです。

その中でも、自動緊急ブレーキやレーンキープアシスト機能がついていないという理由で「安全補助装置」の項目が点数が低く、今後の改善に期待したいところです。※ただし、このテストが悪いので事故しやすい、故障しやすいわけではなく、普通に安全運転していれば防げることでもあります。

整備士くん
少しでも安全機能がついていてほしい方には向いていないでしょう。

車内がかなり揺れる

ちょっとした段差や少しの凸凹道だったとしても、ほぼ間違いなく車内が揺れます。

他の車に乗ったことがある方にとっては、以前の車より揺れを感じやすく乗り心地は悪くなるでしょう。

寝ている方が起きたり、車酔いしてしまう方もいるので、購入前には試乗をしていろんな道を走ってみましょう。

整備士くん
乗り心地を求めている方には向いていないでしょう。

車体サイズが大きい

見た目からわかる通り、車体の大きさは大きく存在感があります。

大きいことによって困ることが以下のようなことです。

  • 停めれない駐車場がある(立体駐車場)
  • 狭い道や住宅街を通るときに通りにくい
  • 小回りが利かない

駐車場に関しては都市部だと立体駐車場が多く、車高の制限を超えてしまうことがあるので、せっかく見つけたのにまた探さないといけないこともあります。

また、新型ジープラングラーアンリミテッドの最小回転半径は大きく6.2mもあります。最小回転半径は大きければ大きいほど、小回りが利かず、曲がりにくかったり、駐車時に何度も切り返しをしないといけないので、取り回しには注意が必要です。

整備士くん
今まで大きい車に乗っていなかった方は慣れるまで苦労するかもしれません。

ジープラングラーは壊れやすい?

故障

ジープラングラーは壊れやすいといった声を聞くことがあります。果たして本当なのか解説していきます。

ジープラングラーは耐久性が高い

ジープラングラーは壊れやすいという声もありますが、頑丈で長年乗り続けることができる車でもあります。

頑丈な構造

ラングラーは細かな故障やパーツごとの損傷が発生することがあります。

しかし、それらの問題が発生しても修復しながら長く乗り続けることができるため、ラングラーは「頑丈な構造」であるということです。実際、10年以上乗っている使用者も多く、ラングラーが頑丈であることを物語っています。

10年以上の使用者が多い

ジープ ラングラーは新車で購入すると約10年から15年の使用が見込まれ、多くのオーナーが10年以上愛用しています。中には20年以上乗っている方もいます。

しかし、この長期使用を可能にするには、定期的な点検や消耗品の交換といったメンテナンスが欠かせません。こうした適切なメンテナンスを行うことで、ラングラーは新車時の性能を維持しながら、長い年月にわたって快適なドライブを楽しむことができ、オーナーにとって長い旅の相棒としての存在感を保ち続けます。

メンテナンスが重要

ラングラーを長持ちさせるには、定期的なメンテナンスが不可欠です。

外国車に対して「壊れやすい」との評価がされることもありますが、実はメンテナンスの頻度がその評価に大きく影響しています。外国車は部品の交換を含めたこまめなメンテナンスを施しながら、長期使用を前提とする設計思想があり、ラングラーも例外ではありません。

例えば、エンジンオイルやフィルターの定期交換はエンジン内の摩耗を防ぎ、タイヤの点検や空気圧の維持は安全性と燃費を向上させます。これらのメンテナンスをしっかりと行うことで、ラングラーの性能を最適な状態で維持し、長い期間安心して乗り続けることができます。

ジープラングラーのよくある5つの故障

ここでは、ジープラングラーのよくある5つの故障に関して紹介します。

エンジン回り

ジープ ラングラーのエンジンは適切なメンテナンスを心がけ、正しい運転習慣を守ることで、200,000~300,000キロの走行が可能とされています。高品質なエンジン設計に加え、定期的なメンテナンスによってその寿命を延ばすことができるためです。

しかし、冷却系統やオイル漏れなど、メンテナンスを怠るとエンジンがオーバーヒートしたり、性能が低下するリスクが高まります。これらの対策をしっかり行うことでエンジンの健全性を保ち、故障を防ぐことができ、長期間にわたってラングラーを快適に運転することが可能になります。

サスペンション

ジープ ラングラーのサスペンションは、オフロード走行や重い荷物の積載時に大きな負荷がかかりやすい部位です。そのため、サスペンションは定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。

サスペンションの不具合は、異音や過剰な振動、ハンドリングの低下として現れることが多く、主にボールジョイントやブッシュの摩耗が原因となります。こうした問題を防ぐには、サスペンションの定期診断や部品の交換が必要です。

また、車の荷重を適切に管理し、オフロード走行時には慎重な運転テクニックを心がけることで、サスペンションの寿命を延ばし、快適な走行を維持することができます。

電気系統

ジープ ラングラーの電装品は、突然故障することがあるため注意が必要です。

特に、過熱によるショートなど事前の兆候がない場合もありますが、定期的なメンテナンスや走行距離、経年によって予測可能な故障も存在します。

エアコン周りのトラブルも同様で、例えばエアコンが作動しない、風が出ない、異臭がするなどの症状が見られることがあります。これらの不具合は、エアコン関連の部品でショートや故障が起こっていることが原因です。

オイル漏れ

オイル漏れの問題は、エンジンとセットで考えることが重要です。ジープ ラングラーのエンジンは、高負荷の運転状況が続くと冷却系統に不具合が生じ、その結果としてオイル漏れが発生することがあります。

このようなトラブルを避けるためには、冷却液の定期的な交換やベルトの点検を行うことが効果的です。これにより、冷却系統の正常な機能を維持し、エンジンにかかる負担を軽減できます。

オイル漏れは放置すると、エンジンの性能に悪影響を及ぼすだけでなく、さらなる故障を引き起こす可能性もあるため、早期発見と対策が求められます。

定期的なメンテナンスや点検を行い、異常を察知した際にはすぐに対応することが肝心です。適切なケアを行うことで、ラングラーのエンジンを長持ちさせ、オイル漏れのリスクを大幅に低減させることが可能となります。

オープントップ

ジープ ラングラーは、ルーフを取り外して「オープントップ」にすることができ、これによりアウトドアでの快適なドライブが楽しめます。

この特徴はラングラーの大きな魅力の一つですが、同時に「可動部品」を多く持つため、故障のリスクも伴います。特に、ルーフの取り付けや取り外しに関わる部品は、摩耗や劣化が進みやすく定期的な点検が必要です。

ジープラングラーは維持できない?年間の維持費

費用

ラングラーの維持費は、国産のLクラスミニバンと同じくらいと言われていますが、ある程度の修理は避けられないため、年間で約10万円の修理費がかかることを見込んでおくと安心です。

月額維持費

項目 月額費用
ローン支払い 30,000~40,000円
メンテナンス代 3,000円
ガソリン代 20,000~30,000円
任意保険 5,000円
修理費用 8,000円
合計 66,000~86,000円

月々の維持費は7~8万円前後が目安です。そのため、年間で80~100万円前後かかると考えておくと良いでしょう。
※使用状況などによっても異なります。

ジープラングラーはやめとけ?実際に買った人の悪い評価・口コミ

ジープラングラーアンリミテッドを購入した方の実際の悪い口コミ・レビューを3つ紹介します。

小回りが利かない

ジープ ラングラー に乗り換えて一ヶ月経った感想
・小回り効かない
・燃費リッター5
・周りからかっこいいと言われる
・控えめに言って最高

驚くほど乗り心地が悪い

【車名】ジープ ラングラー
【長所】
カッコいい
【短所】
燃費がめっちゃ悪い
自動車税高い
乗り心地最悪
コーナーでふらつく
荷物載らない
幅広過ぎて山道に向かない

荷室スペースが狭い

ジープラングラーは見た目と違って荷室かなり狭いので要現物確認ですよ。

ジープラングラーに満足?実際に買った人の良い評価・口コミ

ジープラングラーアンリミテッドを購入した方の実際の良い口コミ・レビューを3つ紹介します。

砂浜でも進める車

千里浜キターヾ(°∀° )/ー!
車で砂浜走れるから気持ちいい(*´ω`*)
今度バイクで来よ!

最高にかっこいいデザイン

ジープラングラーめっちゃカッコイイんやけどほしい

視野が高く運転しやすい

ジープラングラー 後悔
引用:みんカラ

視野が高いので、運転中の景色が一変します。車を操縦する感覚が好き。車の大きさを感じさせない運転のしやすさが一番、車高の高さでの景色が良くて、車をはじめて買ったとき走らせてるだけで楽しかったあの頃に戻れました。

ジープラングラーを買うのがおすすめな人の特徴

おすすめ

ここまでジープラングラーを購入して後悔した事例や悪いイメージを共有してきました。

しかし、逆にジープラングラーを購入するのにお勧めなのは一体どんな方なのでしょう。特徴とともに3つ紹介していきます。

とにかくかっこいい車に乗りたい方

ジープのラングラーのデザインや見た目は、とにかくかっこいいと評判です。友達や知り合いだけでなく、通りすがりの人にも「かっこいい」と褒めてもらえます。

そして最大の特徴と言えば、屋根やドア、フロントガラスまで取り外しできるのでかなり開放的なドライブができることです。男性の多くが一度はやってみたいワイルドな運転を実現してくれます。

一度ジープラングラーのオーナーになってしまうと、他の車に乗れなくなり病みつきになる方が多い車です。

リセールバリューが良い車に乗りたい方

ジープのラングラーはリセールバリューが良いことでも有名です。

例えば、新型ラングラーアンリミテッド(JL)の3年落ちだと、リセールバリューが100%を超えることもあります。つまり、新車で買った価格よりも高い値段で売れます。

他にも、5年落ちで80%以上、7年落ちで50%以上など車の状態にもよりますが、他の輸入車に比べて圧倒的にリセールバリューが良いですリセールバリューが良い理由は、人気が高いことや中古車の需要が高いこと、モデルチェンジが少なくデザインが大きく変わらないことが挙げられます。

車を資産としても考えたい方には、かなりおすすめです。

オンロード、オフロードの両方対応の車に乗りたい方

とにかく悪路走破性がかなり高いので、どんな道でも進んでいけます。

元々オフロード向けの車なので当たり前ですが、公道での運転も問題なくスムーズにできるので二刀流の車と言えるでしょう。普段から走りにくいような道を行くことは少ないとは思いますが、休みの日にキャンプで山道に行くとなっても、慌てることなく対応できるでしょう。

また、最近では車で入れる砂浜に遊び行く方が増えています。その時も砂浜に足を取られることなく自由に運転できるので大活躍です。この点に関しては、アウトドアが好きの方やお子様がいる家庭には、頼もしい車であることには間違いないでしょう。

ジープラングラーに似たような車種との比較

ジープラングラーアンリミテッドに似ている車が2台あるので、それぞれの特徴や違いなどを紹介していきます。

ジムニー

ジムニー

車名 価格 サイズ 燃費
ジムニーシエラ 186万円~ 全長 3,550 mm x 全幅 1,645 mm x 全高 1,730 mm 15.4km/L
ジープラングラーアンリミテッド 833万円~ 全長 4,870 mm x 全幅 1,895mm x 全高 1,845 mm 10.0km/L

この両車は雰囲気や形状が似ている車ですが、ジムニーは国産車で、ジープラングラーは輸入車となっています。イメージとしては、ジムニーが子供で、ジープラングラーが大人という感じです。

  • 価格に関しては、ジムニーのほうが圧倒的に安いです。ただ、ジープラングラーはリセールバリューがかなり良いので、トータルコストではジープラングラーのほうがコスパが良いとも考えられます。
  • サイズ感に関しては、ジープラングラーのほうが圧倒的に大きくなっています。この両車の決定的な違いがサイズ感になるので、ドンと大きいのに乗りたい方はジープラングラーですし、いきなり大きすぎるのは抵抗がある方にはジムニーが向いています。
  • 燃費に関しては、ジープラングラーは良くないので、ジムニーに軍配が上がります。仮に1000km走るとすると、ガソリン代150円の場合に5,300円ほどジムニーのほうが安くなります。乗る頻度が多い方は燃費が良いほうがお得になるので、燃費もしっかり考えておきましょう。

ジムニーは2ドアタイプになるので、後席にも人を乗せる場合は乗り降りの時、前席を前にずらす作業が必要で多少の手間がかかりますので、その辺も頭に入れておきましょう。

ランドローバー・ディフェンダー

ランドローバー

車名 価格 サイズ 燃費
ランドローバー ディフェンダー 674万円~ 全長 5,018 mm x 全幅 1,995 mm x 全高 1,970 mm 9.9km/L
ジープラングラーアンリミテッド 833万円~ 全長 4,870 mm x 全幅 1,895mm x 全高 1,845 mm 10.0km/L

こちらは両車ともに輸入車で、ランドローバーがイギリスメーカーで、ジープラングラーがアメリカメーカーです。

見た目は両車ともにカッコよく、他を寄せ付けない存在感のある車となっていて常にライバル関係にあります。ただ、顔の雰囲気は互いに特徴が異なっている印象があります。

  • 価格に関しては、ランドローバーのほうが安いです。ただ、日本で人気でよく見かけるのはジープラングラーのほうが多い気はします。
  • サイズ感に関しては、ランドローバーのほうが大きいです。全長が5mを超えるのでかなりの大きさで、市街地などの運転には少し気を遣う場面も出てくるでしょう。
  • 燃費に関しては、一緒と考えてもらっていいでしょう。

走行性能や悪路走破性なんかも素晴らしく優劣のつけようがありません。両車とも水の中も走行可能で、ランドローバーは水深900mm、ジープラングラーは水深760mmまで可能なので、万が一の災害などにも役立ちます。

大きな違いとしては、乗車人数が新型ランドローバーの場合7人乗り仕様にもできるので、大勢を乗せて運転することがある方はランドローバーのほうがいいでしょう。

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ここまでジープラングラーの注意点やおすすめポイントについて解説してきましたが、車を購入する前にすべてを理解することは難しいことだと思います。

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