「オートバックスでホイールのガリ傷修理をできるのか」
こんなお悩みはありませんか?
そこで本記事では、ホイールのガリ傷修理サービスの料金比較やメリットなどについて詳しく解説していきます。
車のホイールとは?修理せずそのままでも大丈夫?
車のホイールはタイヤを支える重要な部品であり、走行性能や安全性に直結します。美観だけでなく、機能面でも影響を与えるため、適切な管理が求められます。ここではホイールの基本情報と、傷をそのまま放置するリスクについて詳しく解説します。
車のホイールとは
ホイールは自動車にとって欠かせない部品であり、いくつかの重要な機能を担っています。まず、ホイールはエンジンの動力をタイヤに伝える役割を果たし、車がスムーズに走行できるようにします。
また、軽量なアルミホイールを使用することで車体の軽量化が図られ、加速性や燃費の向上、さらには操縦性の改善に寄与します。これにより、サスペンションの反応が向上し、コーナリングやブレーキング時の安定感も増すため、運転全体の体験が向上します。
さらに、ホイールは自動車のデザイン面でも重要な役割を果たします。多様なデザインのホイールが提供されており、選ぶことで車の外観を大きく変えることが可能です。高級感やスポーティさを演出することで、愛車の個性を引き立てる要素としても機能します。
したがって、ホイールは走行性能と美観の両面において重要な役割を果たしています。
ホイールのガリ傷をそのままにするリスク
ホイールにガリ傷がつくと、さまざまな問題が生じる可能性があります。まず、リム部分が損傷を受けるとエア漏れが発生し、空気圧の低下からタイヤが破裂するリスクが高まります。
さらに、傷が原因で塗装が剥がれると、露出した部分が腐食しやすくなり、アルミニウム製でも白サビが発生し美観が損なわれます。ホイールバランスも狂いやすく、走行中の振動やハンドルのズレなど、安定性に影響が及ぶ場合もあります。
こうした傷が深刻化するとホイールの強度も低下しやすいため、早めの修理が推奨されます。
ホイールのガリ傷を気にしない人もいる
ホイールのガリ傷は修理したほうが良いですが、お金もかかるため気にせず走り続ける人もいます。
まず、車の外観にこだわらない人は、走行に支障がなければ小さな傷は気にしないことが多いです。また、軽微な傷でエア漏れやホイールバランスに影響がない場合、特に修理を必要としないと考えることもあります。
さらに、車の買い替えや売却を予定している場合、コストをかけずそのままにするケースもあります。
ただし、たとえ小さな傷でも時間とともに傷が大きくなる可能性や、走行中にトラブルに巻き込まれることもあるかもしれないので注意しましょう。
ホイールのガリ傷修理はどこが安い?業者に依頼した場合の料金相場
ホイールのガリ傷修理の値段について、複数の店舗で比較してみましょう。
オートバックスの料金
オートバックスでは現在、ホイールの修理に関するメニューはなく、修理の受付を行っておりません。
そのため、ディーラーや整備工場などの業者などに依頼することをおすすめします。
タイヤ館の料金
タイヤ館ではホイールの擦り傷やガリ傷の修理が可能で、費用の目安は1本あたり約10,000円~です。
ただし、実際の修理料金は傷の状態によって異なり、ホイールの確認後に見積もりが出されます。また、一部のタイヤ館店舗ではホイール修理の対応を行っていない場合もあるため、事前に修理の可否を問い合わせることが推奨されます。
イエローハットの料金
イエローハットではホイールの擦り傷やガリ傷の修理が可能で、費用の目安は1本あたり約10,000円~です。
ただし、実際の修理料金は傷の状態によって異なり、ホイールの確認後に見積もりが出されます。また、一部のイエローハット店舗ではホイール修理の対応を行っていないため、事前に修理の可否を問い合わせることが推奨されます。
ガソリンスタンドの料金
ガソリンスタンドでもホイールの修理は、基本的にはできないでしょう。
しかし、ガソリンスタンドが窓口になって業者に依頼してくれるところもあるかもしれないので、一度確認してみましょう。
ディーラーの料金
ディーラーでは、1本あたり約8,000円~20,000円程度でホイールのガリ傷修理を行っています。
整備工場の料金
整備工場では、店舗によって価格が異なりますが、1本あたり約6,000円~15,000円程度でホイールのガリ傷修理を行っています。
以上のように、修理費用は店舗によって異なりますが、平均的には1本あたり約6,000円~20,000円程度となっています。
ホイールのガリ傷をDIYで修理する場合の相場や必要な道具
ホイールのガリ傷修理をプロに依頼せずに、自分で修理することも可能です。以下では、その場合の相場や必要な道具を紹介します。
ホイールのガリ傷をDIYで修理する場合の相場
一般的にDIYで修理する場合は、2,000~5,000円ほどで修理が可能です。
持っている道具や購入する道具によって変わりますが、業者に依頼してしてもらうよりも安いです。
また、業者に依頼した場合は1本ずつの値段なので、本数が増えると値段も上がります。なので、本数が多い方は自分で修理するほうがおすすめです。
ホイール修理に必要な道具
ガリ傷が深い場合と浅い場合で、準備する道具が少し異なります。
ガリ傷が深い場合
およそ5,000円ほどで準備可能です。
- 耐水サンドペーパー(400番と800番)・・・水に強いサンドペーパーで、ホイール表面を磨いたり傷を取ったりするの使用
- マスキングテープ・・・塗装したくない箇所を保護するために、塗装する範囲をマスキングテープで覆うために使用
- 棒やすり・・・小さな傷や凸凹を取り除くために使用
- 浸透潤滑剤・・・ガリ傷を研磨する際に、摩擦熱によるホイールの変形を防止するために使用
- 金属研磨剤・・・ホイール表面の汚れや錆を落として研磨する際に使用され、ホイールをきれいにする効果がある
- アルミホイール補修用パテ・・・傷を埋めるために使用(ホイールの材質に合わせたものを選ぶ必要)
- ヘラ・・・アルミホイール補修用パテを塗るために使用
- 脱脂剤・・・ホイール表面をきれいにするために使用
- ホイール塗装ペイント・・・塗装したい箇所に塗るために使用(ホイールのに合わせたものを選ぶ必要)
- ホイールクリーナー・・・ホイール表面についた汚れや油分を落とし綺麗にするために使用
ガリ傷が浅い場合
およそ2,000~3,000円ほどで準備可能です。
- 耐水サンドペーパー(400番と800番)
- 棒やすり
- マスキングテープ
- 浸透潤滑剤
- 金属研磨剤
ホイールのガリ傷をDIYで修理する手順
では、修理の手順をお伝えします。傷が浅い場合は、⑤と⑦の作業を飛ばして大丈夫です。
➀ホイールを脱着し、洗浄する
ホイールについた汚れや油分をしっかりと落とし、脱脂剤でホイール表面を拭きます。
※ホイールクリーナーや脱脂剤がなければ次の作業からする
➁ガリ傷の部分をマスキングテープで保護する
ガリ傷の周りをマスキングテープで保護し、塗装が垂れたり、きれいなところを傷つけないようにします。
➂棒やすりでガリ傷を削る
棒やすりを使い、ガリ傷を平らに研磨します。棒やすりを使用する目的は、ガリ傷の凸凹をなくすことです。
④400番耐水サンドペーパーで削る
棒やすりである程度削り終えると、400番耐水サンドペーパーで削ります。この時に浸透潤滑剤を使用しましょう。
1,2分この作業を行うと、かなり綺麗になります。
⑤パテで埋める
ガリ傷が深い場合は、アルミホイール補修用パテでガリ傷を埋めます。ヘラを使って均等にパテを塗り、表面を平らにします。
⑥800番耐水サンドペーパーを使用
作業④または⑤を終えた後は、より細かい800番耐水サンドペーパーで削ります。
こちらも数分間磨いた後に、金属研磨剤で最後に磨いてあげるとピカピカになります。
傷が浅い場合はこちらで完了です。
⑦塗装する
ホイール塗装ペイントを使用し、ホイールを塗装します。(塗装前にマスキングテープを剥がし、ガラスクリーナーを使ってホイール表面を拭くことが有効です)
塗料をスプレーして、均等に塗布します。そして、乾燥するまで放置し、塗装に不備がなければ必要に応じて再度塗布します。
以上の手順を正確に実行することで、ホイールの修理が自分で行えます。
ホイールのガリ傷の原因
ホイールのガリ傷ができる要因が一体何でしょうか。
悪路や段差などの衝撃
悪路や段差の多い道路を通行する際、ホイールに負荷がかかり、ガリ傷がつくことがあります。
また、駐車場での誤った駐車方法や車線変更時の接触なども原因となります。
砂利や砂などの異物の付着
砂利や砂などの異物がホイールに付着すると、タイヤとの間でこすれ、ガリ傷が発生することがあります。
また、塩や化学物質などによる腐食によって、ホイールに傷がつくこともあります。
タイヤの取り外しや取り付け時の誤った作業
タイヤを交換する際に、ホイールに傷をつけてしまうことがあります。
特に、タイヤレバーなどを使わずに手でタイヤを外そうとすると、ホイールに傷がつくことがあります。
ホイールにひどいガリ傷をつけない方法
ホイールにひどいガリ傷を付けないための方法をお伝えします。特にタイヤの偏平率を適切に保ち、ドライビングポジションを正しく維持することで、傷のリスクを大幅に減少させることができます。以下では、具体的な対策を詳しく見ていきましょう。
タイヤの偏平率を低くしない
偏平率とはタイヤの厚さを示す指標であり、数値が低いほどタイヤの側面が薄くなります。偏平率を低く設定することで、車の外観がスタイリッシュになり、スポーティな印象を与えることができます。その一方で、低い偏平率のタイヤは段差や障害物に対して傷付きやすく、運転中にガリ傷が生じるリスクが高まります。
インチアップ、つまりタイヤのサイズを大きくすることは、見た目を向上させる人気のカスタマイズ手段ですが、その影響を理解した上で行うことが重要です。
たとえば、タイヤが薄くなることで地面との接触面が増え、衝撃を受けやすくなります。その結果、傷がつくと見栄えが損なわれるだけでなく、走行性能にも影響を及ぼす可能性があります。したがって、インチアップを実施する際は、特に運転に細心の注意を払うことが求められます。
適切なドライビングポジションを保つ
ガリ傷が発生する主な原因の一つは、車の幅感覚をうまく把握できていないことです。狭い駐車スペースや路肩への幅寄せを行う際、助手席側の距離感が曖昧だとホイールを傷めるリスクが増します。特に運転に疲れていると、正しいドライビングポジションを維持しづらくなり、感覚にズレが生じやすくなります。
このような状況を防ぐためには、運転中の姿勢を意識することが重要です。疲労を感じた際には、適切な休憩を取り入れることで、集中力を保ち、運転中の認識力を向上させることができます。
また、ドライビングポジションをしっかりと整えることで、車の周囲を把握しやすくなり、安全運転につながります。注意深く運転し、ガリ傷のリスクを軽減するためには、自身の体の状態にも気を配ることが大切です。
ホイールのガリ傷以外の修理の種類や相場
以下は一般的な目安として、ホイールのガリ傷とそれ以外の各種修理の種類や相場をまとめたものです。
ガリ傷の修理
本数 | 相場 |
1本 | 5,000円〜20,000円程度 |
歪みなどの変形
本数 | 相場 |
1本 | 15,000円~ |
ホイール塗装
本数 | 相場 |
1本 | 10,000円〜20,000円程度 |
クラック修理
本数 | 相場 |
1本 | 15,000円〜 |
まとめ
今回は、オートバックスでのホイールのガリ修理についてお伝えしました。
ホイールのガリ修理は、店舗に依頼せずに自分で行うこともできるので、節約したい方は道具を買って行うのもいいでしょう。
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