「バッテリーが上がった時の症状や対処法を教えてほしい」
結論からお伝えすると、バッテリー上がりを復旧するには以下の3つの方法しかありません。
- ジャンプスターターを使って復旧する方法
- 救援車を使ってジャンプスタートする方法
- ロードサービスや救援業者に依頼する方法
この記事では、フィット(ハイブリッド)のバッテリー上がりの原因や症状、対処法まで徹底的にお伝えします。
フィット(ハイブリッド)のバッテリーが上がった際の症状
フィット(ハイブリッド)だけでなく、車がバッテリー上がりになってしまった際には以下のような現象が見受けられます。
- エンジンがかからない
(エンジンをかけようとするとメーターのライトがチカチカしてかからない) - ライト類が点灯しない
- メカニカルキーを使用しないと鍵が開かない(リモコンキーが反応しない)
その上で、フィット(ハイブリッド)特有の症状も以下で見ていきましょう。
- ライトやオーディオ、ナビなどが点灯しない/使用できない
- メーターパネルに様々な警告灯が点灯する
ライトやオーディオ、ナビなどが点灯しない/使用できない
フィットハイブリッドは、ライトやオーディオなどの電源の12Vの補機バッテリーと車両動力用のリチウムイオンバッテリーの2種類があります。
前者の補機バッテリーが上がってしまうと、ライト類が点灯しなかったり、オーディオやナビが使用できない症状があります。
また、補機バッテリーがあがると車両の始動も出来なくなります。補機バッテリーで車両の始動を行なっているためです。
そして、車両の電源が入らずギアもパーキングから動かせないので、車を動かす事ができなくなってしまいます。そうなった時は、レッカーで運んでもらうか、ジャンピングスタートをしてバッテリー電圧を復活させると車両も始動しうごかせるようになります。
フィットハイブリッドは、メーター内にバッテリー充電低下の表示がされないようなので注意していた方が良さそうですね。
メーターパネルに様々な警告灯が点灯する
車を動かそうとしてメーターパネル内に様々な警告灯が点灯した時はびっくりしますよね。
例えば、バッテリーのマークが赤色で点灯、横滑りのマークが点灯、IMAが故障などと表示された場合はハイブリッドバッテリーの冷却用のファンが故障している可能性があります。
ハイブリッドバッテリーの故障も考えられますが、ハイブリッドバッテリーが故障すると動かなくなる能性が考えられます。
ハイブリッドバッテリーの寿命は、HONDAの公表では約25万Kmですが、一般的には15~20万Kmとなっています。車の使用頻度や乗り方で変わってはきますが、目安として言われています。
先述した、冷却用ファンの故障だと金額もそこまで高くはないですが、ハイブリッドバッテリーの故障となると金額がかなり大きくなります。
警告灯が点灯した時は、早めにディーラーや修理工場に相談して診てもらうことをお勧めします。
フィット(ハイブリッド)のバッテリー上がり時の対処法・復旧方法
バッテリー上がりが起きてしまったら、基本的には以下のような方法でバッテリーを元通りに復旧させることができます。
- ジャンプスターターを使う方法
- 他車に救援を求める方法
- ロードサービスや救援業者を呼ぶ方法
主な3つの対処方法を詳しく紹介していきます。
1人でもできるジャンプスターターを使った方法
ジャンプスターターは車用の携帯用充電器で、自分ひとりでも簡単にバッテリー上がりを復旧させることができます。
今すぐパッと解決したい方向けの方法で、手元にジャンプスターターを準備できる方であれば可能です。
詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
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救援車を使ってジャンプスタートする方法
救援車(他の車)とブースターケーブルを使うことで、フィットのバッテリー上がりを復旧させることができます。
ブースターケーブルは赤と黒のケーブルです。このケーブルでフィットと救援車(他の車)を接続してエンジン始動分の電気をもらうことでバッテリーを回復させます。
基本的にブースターケーブルが手元にある方はお金もかからず、救援車がすぐに見つかれば時間もあまりかかりません。
12Vの救援車(ガソリン車)を準備できる方
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ロードサービスや救援業者に依頼する方法
- 何とかしたい今すぐバッテリー上がりを復旧させたい
- バッテリー上がりを復旧させたいが出先で道具がない
このような方はJAF(日本自動車連盟)のようなロードサービスやカーバッテリー専門の修理業者にお願いするのも解決策のひとつです。
車を運転する人なら誰しもが1度は耳にしたことのある「日本自動車連盟(JAF)」。家族や友達が入会している!という方も多いのではないでしょうか。 とはいえ、車両のトラブルはそう頻繁に起こることではないため、どこか遠い話に感じてしまい加入[…]
カーバッテリー110番のようなカーバッテリー専門の修理業者は、全国にネットワークがある上に24時間対応なので、電話をかければ地域によっては最短5分で駆けつけてくれます。
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フィット(ハイブリッド)がバッテリー上がりに?その原因とは?
フィット(ハイブリッド)がバッテリー上がりになる原因は以下の通りです。
- 車の使用頻度の少なさによるバッテリーの自然放電
- ライト類のつけっぱなしによる電力の浪費
- バッテリーの劣化や寿命による発電量の減少
- バッテリー内の液体温度の冷えによる性能悪化
- コントロールユニット内部での電力消費
- オルタネーターの不具合による充電不足
- 電子機器の取り付け過ぎによる過度な電力消費
一つずつ丁寧に解説していきます。
車の使用頻度の少なさによるバッテリーの自然放電
フィット(ハイブリッド)をしばらく運転していない期間が続くと、バッテリーの自然放電によってバッテリーが上がることがあります。
フィット(ハイブリッド)に限らず車は、エンジンを作動させて運転することによってバッテリーが充電される仕組みになっています。
そのため、車を運転しない状態が続くとバッテリーが充電されないので、自然放電の状態が続きます。それにより、バッテリーの電力がなくなりエンジンがかからなくなってしまうのです。
フィット(ハイブリッド)のバッテリー上がりはバッテリーの劣化具合によって異なりますが、約1ヶ月ほど放置するとバッテリーが完全に放電されてバッテリー上がり状態になります。
バッテリー上がりを防ぐためには、定期的に車を走らせる必要があるので最低でも月に1回以上は運転しましょう。
ライト類のつけっぱなしによる電力の浪費
バッテリーの電力は、エンジンをかけるときだけでなく、車内のさまざまな箇所で使用されています。
その中でもバッテリー上がりの原因として多いが、ルームランプ(室内灯)のつけっぱなしや消し忘れです。
車内のライト類をつけっぱなしにして電力を消費しすぎると、バッテリーの充電が追い付かなくなって電力不足となり、バッテリーが上がってしまうことがあります。
バッテリーの劣化や寿命による発電量の減少
フィット(ハイブリッド)を放置することなく常に運転していてもバッテリー上がりになることがあります。
それは、バッテリーそのものの劣化や寿命によって発電量が徐々に減ってしまい使える電力がなくなるからです。
フィット(ハイブリッド)の使用頻度が高いとバッテリーも早く消耗し、それほど頻繁に乗らない人はバッテリーにも負荷がかからないので長持ちします。
バッテリーがどれだけ劣化しているかを知るには、定期的にメンテナンスが大事です。
バッテリー内の液体温度の冷えによる性能悪化
バッテリーの中にはバッテリー液と呼ばれる希硫酸が入っています。この液体は温度が下がると性能が落ちる傾向があり、気温が下がる冬はバッテリーが上がりやすくなります。
新品のバッテリーでも外気温が0度で約80%、真冬の北海道のようなマイナス20度という状況では50%の性能しか発揮できなくなります。
その上、古いバッテリーの場合、さらに能力は低くなってしまいます。したがって、寒い地域ではバッテリーを冷やさないようにする工夫が必要で、頻繁な雪かきが効果的な方法と言えます。
コントロールユニット内部での電力消費
車が動いていない時でも、コントロールユニット内部の不具合で電力を消費してしまい、バッテリーが上がってしまう事があります。
コントロールユニットとは、車の中枢の部品で人間でいう脳のようなものです。例えば、エンジンコントロールユニット、トランスミッションコントロールユニット、エアバッグコントロールユニットなど様々なものがあります。
コントロールユニット内部の不具合とは、ユニット内の基盤や配線などが何らかの原因で腐食をしたり、焼けたりして異常に電気を消費してしまう事です。コントロールユニットには、停車中でも常に少量の電気が流れています。これは正常です。
しかし、上記のような不具合が発生すると、停車中でも通常以上の電気を消費してしまう事でバッテリーの電圧が低下し、結果的にバッテリー上がりになってしまう事があります。
オルタネーターの不具合による充電不足
オルタネーターという電気を作り出す機械の不具合により電気が作り出せず、バッテリーが充電されない事で、バッテリーが上がってしまいます。オルタネータの不具合は、どの車でも起こりうる不具合です。
オルタネーターの不具合で良くある症状は、メーターパネル内に赤色のバッテリーマークが表示される事です。その表示が出てきたら、おそらくオルタネーターの充電が上手く出来ていない可能性が高いです。
もし、電圧を測定出来るテスターをお持ちであれば、バッテリー端子のプラスとマイナスで直流電圧で測定してみてください。オルタネーターが正常であれば約13~14Vの電圧を表示します。不具合を起こしていれば、約11~12Vの電圧を表示します。(不具合時の表示電圧は、現在のバッテリー電圧そのものとほぼ変わりません。)
また、オルタネーターからゴロゴロ音がする様になる事もあります。経年劣化や雨水や湿気により錆が発生したりして、オルタネーターの内部の軸の部分からゴロゴロ音が出てしまいます。そのままの状態ですと、最悪の場合焼き付きを起こしてしまい、ベルト切れやエンジン損傷につながる恐れもあります。オルタネーターの不具合が発生すると、交換が必要になります。
上記の様な症状が見受けられた時は、整備工場で診てもらった方が良いです。今は、新品でなくてもリビルト部品も多数扱われているので以前よりは安価で修理ができる様になりました。診てもらった整備工場さんに相談して、ベストな解決策を見つけてもらって下さい。
電子機器の取り付け過ぎによる過度な電力消費
ナビやオーディオ、ドライブレコーダー、イルミネーションライトなど電気を使用する機器を多く取り付け過ぎると、電力消費が多くなり通常バッテリーが上がりやすくなります。
また、ドライブレコーダーの駐車監視もバッテリー電源を使用するので、バッテリーが上がりやすくなる原因の一つとなる場合があります。
まとめ|早急に車を動かしたいなら業者に頼もう!
フィット(ハイブリッド)のエンジンがかからない場合、バッテリー上がりが原因であることが多いです。
早急にフィット(ハイブリッド)を動かしたい場合は、JAFやカーバッテリー110に連絡しましょう。
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