アウディA1の中古は注意?買って後悔する人の特徴や故障率を解説

  • 「アウディA1を買って失敗した」
  • 「アウディA1は買わないほうがよかった」

このように後悔しないためには、購入前にアウディA1の情報をしっかり調べることが大事です。

アウディA1は、走行性能がかなり高くてコンパクトな作りなので、走りやすいと定評があります。ですが、アウディA1について調べると「後悔」「買ってはいけない」のような記事があるのも事実です。

なので今回、そんなアウディA1を買って後悔する人の特徴や、逆に買うのにおすすめな人の特徴を解説していきます。

アウディA1を買うと後悔する3つのポイント

後悔

アウディA1を購入して後悔するポイントを3つ紹介していきます。

内装が安っぽい

アウディはドイツの車メーカーで高級車として知られていますが、価格に対して内装の造りに不満を持つ方も一定数おられます。

まずは、ドア部分がほとんどハードプラというプラスチック素材で構成されているため、車の乗車時にインテリアが安っぽく感じられます。

あとは、電動パーキングブレーキ機能が非搭載です。最近の車は手動ではなく、電動が多いので電動に慣れている方は注意が必要です。

そして後席に関して、前席のシートにポケットがついていなく、肘置きやドリンクホルダーに利用するアームレストもなく、全体的に収納は少ない仕様になっています。後席に人が乗ることが多い方は注意が必要です。

どちらかというと走行性能に力を入れているので、豪華な内装というよりはシンプルなデザインと想像しておいたほうがいいでしょう。

整備士くん
内装にこだわりが強い方には向いていないでしょう。

足回りは硬め

アウディA1は、ユーザーさんの多くの方が足回りが硬めと言っています。

中速~高速域の速度が上がっている時は、乗り心地がいいです。この辺りは、ドイツの道路事情に沿った造りになっていますね。

しかし、一般道をゆっくり走りたい方には少し硬いと感じられます。不快まではいかないものの、段差の振動は拾ってしまう印象です。

どうしてもスポーツタイプの車は直進安定性が良い反面、衝撃は伝わりやすくはなってしまいます。

このように足回りが硬い車は、長時間運転すると運転者だけでなく同乗者の方にも負担があるので、気をつけましょう。

整備士くん
近場の運転が多い方やスピードをあまり出さない方は注意しましょう。

価格が高い

アウディA1のエントリーモデルである、Audi A1 Sportback 25 TFSIの車体価格が300万円になります。

ここから必要なオプションをつけると+60~100万円ほど上がる方が多いです。

アウディA1のオプションは単体ではなく、パッケージ型が多いので必要なオプションをつけようとするとセットでの購入が多くなります。

例えば、

  • ナビや液晶メーターパネル、
  • アウディパーキングシステム(駐車支援サービス)、
  • シートヒーター、
  • クルーズコントロール
  • スマホのワイヤレス充電

があります。他にもたくさんありますが、オプションがセット購入のみの場合は、どれか1つだけつけることができないのです。(上記の5つのオプションがセットというわけではありません)

そのためオプションを複数選ぶだけでも料金が上がってしまいます。

整備士くん
もちろん単体のオプションもありますが、みんなが選ぶようなオプションはセットになっていることが多いです。

アウディA1で起こりやすい5つの故障

故障

ここでは、アウディA1で起こりやすい5つの故障に関してお伝えします。

・エアコン
・オルタネーター
・DSG
・MMI
・雨漏り

エアコン

アウディA1では、経年に伴ってエアコンの不具合が起きやすく、特に春から秋にかけて使用頻度が高まる時期に発生しやすい傾向があります。一部の部品が故障すると、その影響がエアコン全体の各部に波及するため、修理が必要な範囲が広がることが少なくありません。

エアコンの故障に気づくきっかけは、主にコンプレッサーから発生する異音や焦げたような異臭です。これはコンプレッサーがガスを圧縮する過程で内部の圧力が異常に高くなり、焼き付きが発生していることが原因である場合が多いです。高圧による故障は、他の部位での不具合が連鎖的に影響を及ぼしていることもあり、問題の原因特定や修理が複雑化するケースもあります。

オルタネーター

アウディA1では、バッテリーへ電力を供給するオルタネーター(発電機)の不具合も頻発するトラブルの一つです。オルタネーターは発電時に発熱するため、使用年数が経過すると発電能力が低下したり、正常に作動しなくなったりすることが増えます。

多くの場合、この不具合に気づくのはバッテリーが上がって車が動かなくなったタイミングであることが多く、レッカーを依頼したりバッテリー交換を試みたりすることで、さらなる出費が発生しやすい状況です。また、オルタネーターの故障時には、修理や交換費用としておおよそ6〜10万円が必要となります。

こうしたトラブルは突発的に発生することもあり、日常的な点検や早めの部品交換がコスト削減につながる可能性があります。

DSG

アウディA1では、DSG(デュアルクラッチトランスミッション)の不具合が発生しやすく、リコール対象にもなった箇所です。この故障は主にメカトロニクス(自動車の電子制御システム)の異常により、ミッションが正常に作動しなくなることや、アッパーハウジングケースの強度不足による破損が原因となるケースが多いです。

この問題は走行距離に関係なく発生することがあり、突発的にミッショントラブルとして認識され、最悪の場合、車両が動かなくなることもあります。そのため、突然の故障に備えておくことが重要です。なお、DSGやメカトロニクスの修理・交換には、約20〜30万円の費用がかかることが一般的です。

MMI

アウディA1では、MMI(マルチメディアインターフェース)の不具合によって画面が表示されなくなったり、操作が一切できなくなることがあります。MMIはAudi独自のシステムで、ナビゲーションやオーディオ、ビジュアルプレイヤーなどの操作を統合し、簡単にコントロールできるのが特徴です。

MMIの不具合は年式やグレードにより異なり、専門的な知識を要するため、故障時には交換が必要になる場合もあります。この修理には5〜100万円程度の費用がかかることがあり、特に最新モデルや上位グレードでは修理費が高額になりがちです。こうしたMMIのトラブルに備え、定期的なチェックや早期の対応が推奨されます。

雨漏り

アウディA1では、窓の閉め忘れやドアがしっかり閉まっているかに関わらず、雨漏りが発生することがあると報告されています。特に後部座席の足元が水浸しになるケースが多く見られ、雨水の侵入が確認されることが問題です。

この雨漏りの原因を特定するためには、車両の保管環境や専用のシャワーリングテストが重要で、問題箇所が明確になった場合には修理が必要です。日常の点検や早期の対応が、水漏れによるさらなるダメージや修理コストを抑えるためにも推奨されます。

アウディA1の評価は?実際に買った人の悪い口コミ

アウディA1を購入した方の実際の悪い口コミ・レビューを3つ紹介します。

ドアの質感、手動パーキングブレーキに不満

アウディA1。価格はQ2と大差ないがエンジンは1.5L。 電動パーキングブレーキは無し。内装の質感もソフトパッド無し、アルミじゃなく塗装など、Q2から大きく劣る印象。 バーチャルコクピットも似て非なる物。 これなら絶対Q2がオススメ。 今なら結構値引きもあるらしい。 さいたまなら紹介します(笑)

オプションが豊富で価格が上がる

アウディA1 後悔
引用:価格.com

オプションの豊富さゆえの車両価格のアップです。今回試乗したテスト車は車両本体価格に対し、メーカーオプションが多く、約100万円位高くなっていました。

トランスミッションに癖がある

アウディA1 後悔
引用:みんカラ

トランスミッションに少しクセがあり、極低速はギクシャクします。クリープがワンテンポ遅く、発進マナーはコツと慣れが必要です。

アウディA1の評価は?実際に買った人の良い口コミ

アウディA1を購入した方の実際の良い口コミ・レビューを3つ紹介します。

加速力はさすがアウディ

アウディa1って小さいけどって思ってたけど、乗り心地いいし、加速もいいし、何よりアウディのオーディオは音が純正でいい!
10年前の車とは思えない…

燃費は良い

アウディA1運転してみたら、小回りきいて燃費も抜群に良くて、シートもフィットして凄く乗りやすい。ググってみたら360万~ 高かっ!

かっこいいデザイン

こんにちは〜🌞
本日、S様へアウディA1を
ご納車させて頂きました🥳👏
コンパクトなので女性でも安心して運転
できそうですね!しかし、コンパクト
ながらも機能性と走行性は高く力強い
デザインなのもA1の特徴です⭐
この度はご購入頂きありがとうございました!

アウディA1を買う人はどんな人?どんな人におすすめ?

おすすめ

ここまでアウディA1を購入して後悔した事例や悪いイメージを共有してきました。

しかし、逆にアウディA1を購入するのにお勧めなのは一体どんな方なのでしょう。特徴とともに3つ紹介していきます。

ボディ剛性が高く、静粛性の良い車に乗りたい方

ボディ剛性が高く、サスペンションがきれいに動くので、直進安定性とステアリングの応答性が良いです。

ボディ剛性が高いとハンドル操作がしっかり行えて、コーナリング性能が上がります。さらに姿勢を変えても安定性を保てるので、安定した走りをができます。

また、風を切る音が少ないので車内が静かになります。これはボディ剛性が高いことで、ボディの歪みが少なくドアとボディの隙間を狭くできるためです。

そのためリラックスした運転ができ、車内での会話を邪魔する不要なノイズも軽減できます。

ほかにもボディ剛性が高いことで、乗り心地が良かったり、不整地などの走行もできたりとメリットが多いです。

コックピット感のある車に乗りたい方

アウディには2015年からバーチャルコックピットが搭載され始め、アウディA1にも搭載可能となっています。(オプションになります)

バーチャルコックピットとは、ハンドル越しのメーターパネルのところがデジタルパネルになったものです。

必要な情報を最低限の視線移動で確認できる設計なので、快適に運転ができ非常に高性能です。

例えば、

  • 地図(通常地図とGoogle Mapを選べます)
  • 走行情報
  • エネルギー消費装置
  • 積算走行情報
  • 燃料消費率
  • 時間と日付

などが便利な情報がデジタルで表示されます。そして、ハンドルを握りながら指で操作が可能なので、簡単に素早く操作できます。

また、中央にはナビもありますので、ナビでは全体的な地図を表示させて、バーチャルコックピットでは現在地の拡大の地図を表示させるなど、工夫すれば2画面にもできるので、非常に運転しやすくなるでしょう。

加速・走行性能が抜群な車に乗りたい方

「さすがアウディ」と言わしめるような、ワンランク上の走りを提供してくれます。

色んな口コミサイトでは、下記のような意見がたくさんあります。

  • スムーズ、軽快、ド安定。
  • ハンドルも適度に軽いので、街乗りも楽。
  • 1Lとは思えないエンジン音、登坂性能
  • フロントが軽く、軽やかにコーナーを走り抜けます。高速道路も安定感を感じます。
  • 1000では、非常になめらか、音も悪くない。力強い。良いエンジンであると思う。

日本での一般的な街乗りや高速道路の走行に関して、エンジンや走行性能で不満や悪い意見を述べている方はほとんどいなかったです。

また、サイズ感もコンパクトで比較的どんな道でも走りやすいのも人気の秘訣でしょう。

アウディA1に似たような車種と比較

アウディA1に似ている車が2台あるので、それぞれの特徴や違いなどを紹介していきます。

フォルクスワーゲン・ポロTSI

フォルクスワーゲン ポロTSI

車名 価格 サイズ 燃費
フォルクスワーゲン・ポロ TSI 272万円~
全長 4,075-4,085 mm x 全幅 1,750 mm x 全高 1,440-1,450 mm
16.6 〜 17.1km/l(ポロとA1スポーツバックを比較|中古車のガリバー (221616.com)から引用)
アウディA1 300万円~ 全長 4,040-4,050 mm x 全幅 1,740-1,755 mm x 全高 1,435-1,485 mm 15.2 〜 15.6km/l(ポロとA1スポーツバックを比較|中古車のガリバー (221616.com)から引用)

フォルクスワーゲン・ポロ TSI(以下「VWポロ」と呼ぶ)とアウディA1は同じプラットフォームを共有する兄弟車ですので、形やサイズ感が似ています。

  • 価格に関しては、VWポロのほうが少し安くなっています。両車ともにオプションがパッケージ型メインなので+で結構な料金がかかる可能性があります。
  • サイズ感に関しては、両車ともにほとんど変わりません。コンパクトな造りになっているので、運転はしやすく小回りが利きやすいです。
  • 燃費に関しても、大きくは変わりません。実際の口コミやユーザーさんの意見を聞いても実燃費は17km/L前後でした。

運転して感じる違いは、VWポロは軽やかな走りを演出してくれる一方で、アウディA1は重量感のあるどっしりとした走りをしてくれる。走行性能は両車ともに抜群なので、他の車に比べると良さを感じることができるでしょう。

また、VWポロは5人乗りでアウディA1は4人乗りとなっています。

この2車でどちらが優れているかを決めるのは難しく、実際に試乗で運転して感覚で決めるか、どちらのメーカーが好きかで決めるのがいいかと思います。

あえて言うのであれば、アウディA1のほうが乗っている方が少なく周りと被らない印象はあります。

価格差も少しありますが、今は中古車で購入する方も多く、条件次第でかなり安くなることもあるので探してみてもいいかもしれません。

BMW1シリーズ

BMW1

車名 価格 サイズ 燃費
BMW1シリーズ 417万円~
全長 4,335-4,355 mm x 全幅 1,800 mm x 全高 1,465 mm
16.7km/l(1シリーズの燃費・年式型式別|中古車のガリバー (221616.com)から引用)
アウディA1 300万円~ 全長 4,040-4,050 mm x 全幅 1,740-1,755 mm x 全高 1,435-1,485 mm 15.2 〜 15.6km/l(ポロとA1スポーツバックを比較|中古車のガリバー (221616.com)から引用)

ドイツが誇るメーカーであるBMWとアウディの人気の車種を比較していきます。

両車ともに走りに自信のある、剛性が高く、静粛性もある車となっています。

  • 価格に関しては、数値で見るとアウディA1のほうが安いです。ただ、口コミやユーザーさんからは、コスパで考えるとBMW1シリーズのほうがいいという意見のほうが多いです。
  • サイズ感に関しては、全長と全幅がBMW1シリーズのほうが大きく、高さはほとんど一緒です。アウディA1のほうがコンパクトで小回りも利くので、狭い道を通る方や運転に自信の少ない方にも乗りやすくなっています。
  • 燃費に関しては、大きく変わりませんでした。

こちらも走行性能に優劣をつけるほどの差はないが、アウディA1からするとBMW1シリーズはパワーに物足りなさを感じ、BMW1シリーズからするとアウディA1は少し軽薄感に欠けるという感じである。

ただ、アウディA1を検討している方からすると、このような微差ではなく見た目であったり乗り心地、自分との相性で選ぶ方が多いと思うので、試乗して実際に見た時の感性に任せてもいいでしょう。

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ここまでアウディA1の注意点やおすすめポイントについて解説してきましたが、車を購入する前にすべてを理解することは難しいことだと思います。

また、車を購入しようと検討している方の中には、

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