ドライブレコーダー駐車監視のバッテリー上がり対策と原因を徹底解説

近年、煽り運転や事故が起きた時に備えてドライブレコーダーを搭載する車が増えてきています。

もしもの時に映像を残してくれる便利なドライブレコーダーですが、実はこのドライブレコーダーが、バッテリー上がりの原因になることがあります。

もしもの時のためにドライブレコーダーをせっかく買ったのに、それが原因でバッテリー上がりを起こしてしまっては元も子もありませんね。

ということで今回、ドライブレコーダーでバッテリー上がりが起きてしまう原因や、それを防ぐための対策についてご紹介します。

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ドライブレコーダーはバッテリー上がりの原因になる!

前述したように、ドライブレコーダーはバッテリー上がりの原因となることがあります。それは「駐車監視機能(パーキングモード)を使用し続けた時です。このモードではエンジンを切っていても電力を消費し続けるため、バッテリーの電力が不足し、バッテリー上がりを引き起こします。

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そんな駐車監視機能(パーキングモード)中にバッテリー上がりを起こすと、ドライブレコーダーに電力が送り込まれず、もしもの時に「撮れない」という事態になってしまいます。

そんな時に頼りになるのが、ドライブレコーダー用のバックアップ電源です。
https://item.rakuten.co.jp/emarket-asia/4571475230385/

これがあれば、車のバッテリーからではなくこのバックアップ電源から電力を補給するため、バッテリー上がりを起こすことがありません

バッテリー上がりが心配な方は準備しておくと安心でしょう。

そもそも駐車監視機能(パーキングモード)って何?

そもそも駐車監視機能(パーキングモード)とは、駐停車中の自分の車の周辺の様子を監視できる機能のことです。

通常ドライブレコーダーと言えば走行中の映像を記録する機能を思い浮かべる方が多いかも知れません。

しかし、車上荒らしやいたずらにあったりボディの一部を擦られたりなどの事件や事故は、駐停車中にも起こります。

これらを記録して解決の手助けをしてくれるのが、ドライブレコーダーの駐車監視機能です。

駐車監視機能のメリット・デメリット

駐車監視機能には、車上荒らしやいたずらにあった時の映像を残すことができるという大きなメリットがあります。

しかし、デメリットもあるのです。それが、電源をどう確保するのか、ということ。

前述したようなバックアップ電源を用意しておけばもちろん安心ですが、用意していない時でも安心して使いたいですよね。

ここではドライブレコーダーの3つのバッテリータイプについて、そのメリットとデメリットをご紹介します。

車両バッテリータイプ

メリットとしては、車のバッテリーを使用するため、改めて充電する必要がありませんまた、走行中はエンジンの回転を利用して発電するので、充電切れの心配なく使用することができます。

しかし、駐車監視機能用の配線が必要となるため専門的な知識がないと搭載できず、また駐停車中は車のバッテリーの充電がされないまま電力を消費し続けるので、バッテリー切れを起こす可能性があります。

内蔵バッテリータイプ

メリットとしては、取り付けが簡単なところと、車のバッテリーに与える影響がないところ、さらに内蔵バッテリーは走行中に充電されるので、改めて充電する必要がない点が挙げられます。

反対にデメリットは、容量を確保することが難しい点です。容量が少ないと録画した映像を長時間保存しておくことができず、過去の映像を上書きしながら保存していくことになります。

外部バッテリータイプ

このタイプのメリットは、専用の外部バッテリーやモバイルバッテリーを使用するため車のバッテリーに影響せず、比較的長い時間の録画が可能な点です。

デメリットは、定期的に外部バッテリーの残量を確認し、少なくなれば充電する必要がある点です。また、別売りのパーツが必要になるため、設置に不慣れな方は手間取るかもしれません。

ドライブレコーダーの駐車監視機能がバッテリー上がりを起こす原因と対策

ドライブレコーダー
様々なバッテリーのタイプを選んで使うことで、ドライブレコーダーによるバッテリー上がりを防ぐことができます。しかし、それでもまだバッテリー上がりを起こすことはあります。それは、以下のような原因です。

ドライブレコーダーのフリーズ等の不具合

ドライブレコーダーになんらかの不具合が起き、フリーズを起こしてしまうことがあります。すると、車のバッテリーの電圧が低下したことを検知する機能が働かなくなってしまうのです。

その結果、充電が少なくなって電圧が下がってもなおドライブレコーダーへの給電が続き、バッテリー上がりを起こしてしまうのです。

エンジン始動に必要な電圧が高い

ドライブレコーダーには前述したような電圧監視機能があり、一定の電圧を下回った時にドライブレコーダーが切れるようになっているものがあります。

しかし、この電圧監視機能で定められている電圧よりエンジン始動に必要な電圧の方が高いと、この機能がついていてもバッテリー上がりを起こすことがあります。

例えば電圧監視機能で10Vを下回ったら切れるという設定になっているとします。そしてエンジン始動に必要な電圧が、12Vだったらどうでしょう。10Vでドライブレコーダーが切れて給電が止まったとしても、エンジン始動に必要な12Vは残っていません。

これがバッテリー上がりにつながります。

ドライブレコーダー以外の原因もある

ドライブレコーダーを搭載している車がバッテリー上がりを起こしたからといって、必ずしもドライブレコーダーが原因とは限りません。

エンジンが始動していないにもかかわらず電力を消費し続けることで、バッテリー上がりを起こしてしまいます。

原因として多いのはヘッドライトや室内灯のつけっぱなしです。また、駐停車中のカーオーディオやエアコンの長時間の使用もバッテリー上がりを起こす原因となります。

ドライブレコーダーを選ぶときは駐車中の録画方法にも注目!

一言にドライブレコーダーと言っても、3種類の録画方法があります。バッテリー消費の多さや残せる映像の長さなどをよく検討して、自分に合ったものを選びましょう。

常に記録し続ける「常時録画」式

この録画方法の最大の特徴は、常に録画し続けるので撮り逃しがないということです。

駐車中も常に録画を続け、一定期間経ったら上書きしていく仕組みなので、音や衝撃もなく起こる些細な出来事も記録しておくことができます。

しかし、その分メモリーカードの容量を大量に使うため、容量が少ないメモリーカードを使うとすぐに古い記録が上書きされていくため、保存される期間が短くなってしまいます。

動きを検知して録画する「モーションセンサー」式

動くものをセンサーが察知して記録をしてくれるのがこの方式。異常がない時には録画を控えることでメモリーを節約しながら、大事な時だけ録画してくれます

特に車へのいたずらや車上荒らしの被害を監視する時に役立ちます。

しかし、カメラに映る範囲内の動きしか察知することができません。そのため、範囲外で何かが起きても録画を始められないところが欠点です。

衝撃を検知して録画する「Gセンサー録画」式

衝撃が加わった時や急ブレーキをした時に記録を始めるのがこの方法です。前述した二つの録画方法と比べて録画を始める条件が厳しいので、よりメモリーやバッテリーを節約することができます

こちらが駐車中でも、当て逃げなどで衝撃が加わった時に記録できるので、当て逃げをした車両を特定する時に役に立ちます。

ただし記録を始める条件が厳しいので、記録してほしい時に記録されていなかった、となることも考えられます。

ドライブレコーダーの種類でバッテリー上がりを予防しよう

ドライブレコーダーの中には、バッテリー上がりを防ぐ機能がついているものや、バッテリー上がりを起こりにくくするものがあります。以下にご紹介します。

電圧低下を検知するドライブレコーダー

車のバッテリーの電圧が低下していることを検知して、車のバッテリーからの給電をストップさせることができるのがこのドライブレコーダーです。

電圧が低下しているということは、バッテリー内の電力が不足しているということです。それ以上給電を続けるとバッテリー内の電力が不足し、エンジン始動に必要な電力が残らない可能性があるのです。

それを検知して給電をストップするため、バッテリー上がりを防ぐことができます。

タイマーで電源を遮断するドライブレコーダー

タイマーで設定した時間が経つと自動的に車のバッテリーからの給電を遮断し、内蔵バッテリーに切り替わるのがこのドライブレコーダー。

エンジンを切った後に内蔵バッテリーに切り替わるようにタイマーをセットすることで、車のバッテリーを消費する時間を短くすることができます。

車のバッテリー以外から電源を供給できるドライブレコーダー

車のバッテリーを使わなければ、バッテリー上がりを起こすことはありませんね。

車のバッテリー以外でドライブレコーダーに給電するなら、ドライブレコーダーに内蔵されているバッテリー、外部の専用バッテリー、モバイルバッテリ―3つの選択肢があります。

ドライブレコーダーに内蔵されているバッテリーなら、手間がかからず費用も抑えることができます。

しかし、内蔵されているバッテリーは容量が小さいことが多くこまめにバッテリー自体を充電する必要があります

外部の専用バッテリーは、車のバッテリーのように走行中に充電されていくのでこまめに充電する必要がありません

しかし専用バッテリーは値段が高く、ドライブレコーダー自体より高いものもあります

モバイルバッテリーは内蔵バッテリーよりも容量が大きいですが、専用バッテリー程ではありません。

またリチウムイオン電池を使用しているため、まれに発火するなどの危険性があります。

まとめ|愛車を安心して駐車するために

愛車を安心して駐車する上で、ドライブレコーダーは高い効果を発揮します。

しかし、それがバッテリー上がりにつながることもあるということを理解した上で使用しないと、いざという時にバッテリー上がりで困るということになりかねません。

自分のドライブレコーダーの録音方法やバッテリーの種類などに合った使い方をして、バッテリー上がりを防ぎながら上手にドライブレコーダーを活用していきましょう。